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◎
産業文教分科会委員長報告
○
丸子善弘委員長 小野産業文教分科会委員長。
○
小野仁産業文教分科会委員長 産業文教分科会における審査の経過と結果について,御報告申し上げます。
議第58
号平成19年度山形市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定についてのうち,初めに
一般会計における
付託部分について申し上げます。
まず,第5
款労働費第1項
労働福祉費についての主な質疑を申し上げます。
委員から,
ジュニアインターンシップについて,
受け入れ企業数が年々増加していることは評価するが,若者の
離職率が高いという
社会状況を踏まえた上での成果をどのようにとらえているのか,との質疑があり,当局から,今回,平成19年3月の卒業生を対象に初めて
追跡調査を行った結果,281名の
参加者のうち
就職者は155名で,
受け入れ企業への
就職者は3名,同
業種企業への
就職者は26名という状況であった。高校生の
離職率が5年で50%と言われる中,この事業をさらに充実させ,
離職率を低下させる方向にもっていきたい,との答弁がありました。
次に,委員から,
山形テルサの
メンバーズ会員は670名ということであるが,会員を増やすためにどのようなPRを行っているのか,との質疑があり,当局から,
自主事業を充実させることが会員の増加につながると考えており,今後も著名なアーティストによるコンサートなどの開催を通して会員の増加を図っていきたい,との答弁がありました。
また,委員から,
山形テルサに対する
指定管理者の導入について,どのように考えているのか,との質疑があり,当局から,現在,
山形テルサの運営については,山形市
開発公社と平成22年度までの
長期継続契約を締結しているところであり,その後のあり方については,県内のほかの
文化施設の状況などを参考にしながら検討を続けていきたい,との答弁がありました。
次に,第6
款農林水産業費についての主な質疑を申し上げます。
委員から,安全でおいしい農作物をつくるためには費用がかかることは当然であり,このことを消費者に理解してもらい,農業が採算のとれる産業として成り立つような施策を実施していく必要があるのではないか,との質疑があり,当局から,農産物の価格は市場等において相場が形成されるため,対応の難しい問題ではあるが,生産コストを適正に価格に反映させることは当然必要と考えており,農産物フェスティバルなどの機会をとらえ,農業の厳しい現況について消費者にアピールしていきたい,との答弁がありました。
次に,委員から,原油価格の高騰により打撃を受けている園芸農家に対して,直接的な支援を行う考えはないか,との質疑があり,当局から,燃料の使用を抑えることができる省エネルギー設備の普及促進等を通した支援を行っていきたい,との答弁がありました。
次に,委員から,山形五堰が空堀にならないよう,非かんがい期における水量を確保するため,流量調整のあり方について根本的に見直す必要があるのではないか,との質疑があり,当局から,非かんがい期における五堰への配水については,水利組合の了解を得ながら,ある程度山形市の裁量に任せてもらっているところであるが,すべての堰において水量を確保することが難しい状況にあるため,幹線水路の水量をできるだけ確保するよう努めていきたい,との答弁がありました。
また,委員から,転作助成等にかける予算と比較して米の消費拡大にかける予算が少ないと思うが,米粉パンの普及など,もっと米の消費拡大を推進する施策を講ずる必要があるのではないか,との質疑があり,当局から,米の消費拡大については農協系統を主体として取り組まれている状況であるが,米粉パンの普及支援については,小麦パンとの差額を誰が負担するのかという大きな課題があり,農林サイドとしてどのような支援ができるのか検討していきたい,との答弁がありました。
次に,第7
款商工費第1項商工費についての主な質疑を申し上げます。
委員から,山形まるごと市について,今後の施策展開をどのように考えているのか,との質疑があり,当局から,山寺の馬形のいちごが新たな特産物として注目されているところであり,このような新たな特産物のさらなる発掘や地元での独立した物産展の開催などを検討していきたい,との答弁がありました。
次に,委員から,アルカディアソフトパークも9割近くが分譲を完了しているが,新たな工業団地の方向性についてどう考えているのか,との質疑があり,当局から,場所については庁内で検討を続けているところであるが,地場産業への波及効果が期待できることから,企業の頭脳というべき研究開発部門を誘致したいと考えており,早期の団地開発を目指していきたい,との答弁がありました。
次に,委員から,山形駅や町中にわかりやすい観光案内板がなく,観光客が霞城公園などの名所・旧跡への行き方がわからない状況であり,対策を講ずる必要があると思うがどうか,との質疑があり,当局から,確かに案内表示がわかりにくい部分もあると認識しており,案内表示のあり方を再度検討するとともに,JRの敷地内の東口と西口の案内表示については,JRに対して要望していきたい,との答弁がありました。
また,委員から,山形には歴史的財産がたくさんあり,ディスティネーションキャンペーンや「天地人」効果を利用して他県にはない山形の魅力をアピールし,観光客を引き込むことが重要と考えているがどうか,との質疑があり,当局から,これまで同様,仙台等との連携の
メリットを活用するとともに,「天地人」に関連した他自治体とも連携し,来年に向けて具体的な施策を検討していきたい,との答弁がありました。
次に,第10
款教育費についての主な質疑を申し上げます。
委員から,長年にわたってALTを学校に配置しているが,その効果を市としてはどのようにとらえているのか,との質疑があり,当局から,中学生の英語スピーチコンテストの成績が非常に優秀であるということも挙げられるが,一番大きな効果としては,外国人に対して抵抗感を持たずに接することができるため,高い英語の語彙力を発揮しやすいことではないかと考えている,との答弁がありました。
次に,委員から,学校におけるパソコンの整備が望まれるところであるが,児童・生徒の個人情報の保護についてどのような方策を考えているのか,との質疑があり,当局から,現在行っている教室へのLANの整備と平行し,USBを利用した情報管理システムについて,先進都市の実態等を踏まえながら検討を行っているところである,との答弁がありました。
次に,委員から,食品をめぐるさまざまな事件が起こっている
社会状況を考えると,新給食センターにおける調理部門の職員の体制や採用について,市がチェックする仕組みが必要と思うがどうか,との質疑があり,当局から,現在の給食センターでパートとして働いている人が優先的に採用されることになっており,職員体制に問題はないと考えているが,運営協議会においても,必要に応じて市の意見を述べていきたい,との答弁がありました。
次に,委員から,放課後子ども教室の今後の方向性について,どのように考えているのか,との質疑があり,当局から,平成19年度から3年間の枠組みの中で始まった事業であり,その間の事業結果を検証した上で慎重に考えていきたい,との答弁がありました。
次に,委員から,トップアスリートとして全国レベルで活躍するためにはさまざまな面でのサポートが必要となるが,スポーツ選手に対する融資制度等を構築する考えはないか,との質疑があり,当局から,競技団体の強化等については,山形市体育スポーツ総合推進本部において対応しているところであるが,ことしの3月に策定したスポーツ振興計画の実施計画の中で推進本部の
見直しを行うこととしているため,その中で融資制度等についても検討していきたい,との答弁がありました。
また,委員から,国際蔵王ジャンプ大会を開催していることの成果について,どのように考えているのか,との質疑があり,当局から,スキーのジャンプ競技についてはマイナーな競技と位置づけられているものではあるが,国際大会を開催し続けることは国内外からの選手の招聘など,相当の努力を要するものであり,その積み重ねによって,国内はもとより,国際的にもジャンプの山形・蔵王としてのイメージも高くなってきていることから,今後もジャンプ大会を通して山形の蔵王をPRしていきたいと考えている,との答弁がありました。
次に,第11款災害復旧費第1項農林水産施設災害復旧費については,当局の説明を了承しました。
続いて,山形市中央卸売市場
事業会計について主な質疑を申し上げます。
委員から,売買参加人や買い出し人の数について,近年どのように推移しているのか,との質疑があり,当局から,高齢化による個人商店の閉店などにより,年々減少する傾向にある,との答弁がありました。
次に,委員から,市場感謝デーの開催は,市場に対する市民の関心を高める意味でもよい企画だと思うが,1回だけでなく複数回の開催を検討してはどうか,との質疑があり,当局から,非常に人気のあるイベントであり,複数回の開催を望む声も聞いているが,一般小売店等への影響も懸念されることから,慎重に検討する必要があると考えている,との答弁がありました。
続いて,山形市農業集落排水
事業会計については,当局の説明を了承しました。
大要以上の後,議第58
号平成19年度山形市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定についての
付託部分については,
全員異議なく認定すべきものと決定しました。
以上で報告を終わります。
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◎建設
分科会委員長報告
○
丸子善弘委員長 後藤建設
分科会委員長。
○後藤誠一建設
分科会委員長 建設
分科会における審査の経過と結果について,御報告いたします。
議第58
号平成19年度山形市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定のうち,まず
一般会計の
付託部分について申し上げます。主な質疑を申し上げます。
委員から,椹沢・志戸田地区にある建設土砂集積施設は,あと何年もつのか,との質疑があり,当局から,平成19年度末での搬入量は14万立方メートルになっており,今後の
見通しとしては平成20年度に3万立方メートルを見込み,平成21,22年度はそれぞれ1万立方メートルを見込んでいるので,平成22年度までは搬入可能である,との答弁がありました。
次に,委員から,元木交差点改良工事で
不用額が出ているが,工事の進捗状況はどうなのか,との質疑があり,当局から,国道112号元木交差点改良工事は,国と歩調を合わせて進めているが,平成19年度は国の分の交渉が長引いたため,市の分はほとんど進まなかった。今年度の交渉は順調であり,買収が進んでいる,との答弁がありました。
次に,委員から,昨年度は除雪を始める前に初期除雪費を支給してもらい,業者の方々も大変喜んでいた。ことしは原油高でガソリンが高騰しているが,これらへの対応の考え方はあるのか,との質疑があり,当局から,燃料については価格の変動を見ながら,契約変更等を考えていきたい,との答弁がありました。
次に,委員から,市営住宅の入居者が退去して新しい方が入居するまでの期間が,おおよそ3カ月とのことだが,家賃収入にも響くので長すぎると思う。期間を短縮する改善策はないのか,との質疑があり,当局から,補修する期間も必要だし,入居については公募が基本であり,広報やまがたで募集していることもあるが,今後は入居するまでの期間を短縮していくよう検討していきたい,との答弁がありました。
次に,委員から,
まちづくりの基本は,利便性の向上,地域間の均衡だと思うが,今後の街の
活性化を考えるに当たっての土地利用について,どう考えるか,との質疑があり,当局から,今後は人口の伸びも期待できないので,市街化区域を増やすことは難しいが,市街化調整区域の開発は,地区計画や開発行為の制度の活用が考えられる。また,
中心市街地は都市の顔でもあり,歴史や文化を生かした
まちづくりを進める必要がある。
中心市街地以外の地区も,それぞれが歩いて暮らせるような暮らしやすい
まちづくりを行っていきたい,との答弁がありました。
次に,委員から,西公園の維持・管理について,ボランティアとか退職された方々が一緒に行うとかの検討はしてきたのか,との質疑があり,当局から,公園の維持・管理については,多くのボランティアから参加していただき助かっている。市民の参加で維持・管理をすることは,いろんな面での効果も大きいし,大きなものが得られると考えている,との答弁がありました。
また,委員から,お湯の温度や湯量について現状はどうか。また,公園内での物販などイベントの開催についての考え方はどうか,との質疑があり,当局から,お湯についてはポンプをかえたりして,温度は39,ないし40℃と安定している。また,物販の開催については,使用料を徴収することになるが可能である,との答弁がありました。
次に,
特別会計について申し上げます。
初めに,公共下水道
事業会計について主な質疑を申し上げます。
委員から,雨水管渠建設工事の方針はどうなっているのか,との質疑があり,当局から,昭和45年から雨水整備を行ってきたが,なかなか進んでいないのが現状である。基本的には,下流から整備していくのが普通であるため,平成19年から,ルートを含め整備方針の
見直しを行っている,との答弁がありました。
次に,委員から,原油高騰状況の中で資材が上がってきているが,これらに対して業者への手だては行ったのか,との質疑があり,当局から,国や県の対応を受け,本市においても7月29日に単品スライド条項の適用を決定した。あくまで業者の申請によって差額を支払うことになるが,業者からの請求は来ていない状況である。なお,該当する品目は,鋼材類と燃料油の2品目となっている,との答弁がありました。
次に,委員から,コンポストの普及はどうだったのか,との質疑があり,当局から,平成19年度から生産調整を行ったが,平成19年は1,094トンを生産し,在庫が出ないようにした。このようなことから,平成18年の在庫が1,140トンだったのが,平成19年には927トンに減っている。昨年と比べると現時点では出荷が増えており,今後も地道ながらもPRに努め普及していきたい,との答弁がありました。
最後に,区画整理
事業会計及び駐車場
事業会計については,当局の説明を了承しました。
大要以上の後,議第58号の
付託部分については,
全員異議なく認定すべきものと決定しました。
次に,議第59
号平成19年度山形市
水道事業会計決算認定について,主な質疑を申し上げます。
委員から,有収水量の減少は経営の根幹にかかわることであり,分析と対策が必要ではないか,との質疑があり,当局から,節水や環境への意識の高まりにより,使用量の減少があると思っているが,飲料水をしっかりPRしていき,使用量の伸びにつなげたい,との答弁がありました。
次に,委員から,水道管の更新時期について,経営計画でどのように考えているか,との質疑があり,当局から,安定的な更新ができるよう,一層内部経費の節減や事業の効率化に努めていきたい,との答弁がありました。
次に,委員から,施設
利用状況が年々下がっているがどうか,との質疑があり,当局から,最大給水量にあわせて整備しているので,ある程度の余裕率は必要であるが,今後大規模な施設の更新があった場合には,ダウンサイジングも考えられる,との答弁がありました。
次に,委員から,
未収金対策はどうか,との質疑があり,当局から,平成19年度の
収納率は96.2%で前年度より0.2%下がっているが,銀行よりも収納に時間がかかるコンビニ収納の影響であり,その影響を除けば前年並みである。また,平成14年分の不納欠損を713万円ほど行っている,との答弁がありました。
次に,委員から,総収支比率・経常収支比率について,平成16年ごろから下がっているが,今後の
見通しはどうか,との質疑があり,当局から,純利益が下がったことが影響しているが,事業の安定化を目指し,効率化や経費節減に努めたい,との答弁がありました。
大要以上の後,議第59号については,
全員異議なく認定すべきものと決定しました。
以上で報告を終わります。
○
丸子善弘委員長 以上で各
分科会委員長の報告は終わりました。
――
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◎質疑
○
丸子善弘委員長 これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し,御質疑ありませんか。佐藤亜希子委員。
○佐藤亜希子委員 建設
分科会委員長に,
消費税の転嫁についての審議があったかどうかお尋ねいたします。
○
丸子善弘委員長 後藤建設
分科会委員長。
○後藤誠一建設
分科会委員長 消費税に関しての審議,意見等は何もありませんでした。
○
丸子善弘委員長 佐藤亜希子委員。
○佐藤亜希子委員
逆進性のある
消費税の転嫁について反対いたします。
○
丸子善弘委員長 ほかに御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
丸子善弘委員長 御質疑なしと認めます。
以上で質疑を終わります。
――
――――――――――――――――――
◎採決
○
丸子善弘委員長 これより採決します。
最初に,議題に供している案件のうち,議第59
号平成19年度山形市
水道事業会計決算認定について及び議第60
号平成19年度
山形市立病院済生館事業会計決算認定についての議案2件を,一括して起立により採決します。
お諮りします。ただいまの議案2件を原案のとおり決定することに,賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○
丸子善弘委員長 御着席ください。起立多数であります。
したがって,議第59号及び議第60号の議案2件については,いずれも原案のとおり認定すべきものと決定しました。
次に,議第58
号平成19年度山形市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定についてを採決します。
お諮りします。ただいまの議第58号について,原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
丸子善弘委員長 御異議なしと認めます。
したがって,議第58号については,原案のとおり認定すべきものと決定しました。
以上で付託案件の審査は全部終了しました。
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◎閉会